世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

イシューの認知向上

メニューにカロリーを載せる…だけではもう不十分

Photo by Tai's Captures on Unsplash まだ学生だった90年代、デニーズのメニューひとつひとつにカロリーが表記され始めたことにびっくりしたことを覚えています(その頃はカロリーなどは気にしていなかったので、ガッツリ食べたいのに萎えることをするなよ…

メンタルヘルス向上のために、イギリスのTV番組が行った究極のデモンストレーション

Photo by Antenna on Unsplash 2000年台の半ばから、地球上の情報量は一人の人間が処理できる量を大幅にこえ、人々は現実と、自分好みの情報だけで作ったオンライン世界との間で葛藤するようになりました(Brexitやトランプ政権の樹立は、その副産物だともい…

10代の映像作家がビリー・アイリッシュと組んで作った「いじめ撲滅ムービー」

Photo by Dee @ Copper and Wild on Unsplash 私欲のためにマウントを取ろうとする人が、チェック機能を欠く組織にいる限り、老若男女問わずいじめは構造的に無くなりません。そして、24時間繋がり続けることができるSNSの登場が、スマホとともに成長してき…

誰も我々を止められない - You can't stop us.

Photo by Habib Dadkhah on Unsplash 夏の終わりに、以下のムービーをご紹介したのはご記憶でしょうか? wsc.hatenablog.com 新型コロナウイルスの感染拡大が疑心暗鬼を生み、同時にジョージ・フロイドさんの受難からBLM運動が盛り上がりを見せる中、「どん…

11月はMovemberなので、あの人も髭を剃りました。

Photo by Josh Sorenson on Unsplash 「11月はNovemberだろ?」とお思いでしょう。確かに、英語のテストでMovemberと書いたらバツになります。ただし、覚えておいて決して損のない単語です。 MovemberのMoは”Moustache(くちひげ)”から来ています。そして、ピ…

「あなたは玉座のために血を流せるか?」米国赤十字が仕掛けた見事な献血促進キャンペーン

Photo by Angel Luciano on Unsplash 冬が近づいています。鴨鍋など、暖かくて風味豊かなものがことさら美味しく感じられる季節ですが、同時にこの季節は、古今東西問わず”ひと肌脱ぎにくい”のでしょうか。献血ドナーが不足する季節でもあります。 特に2019…

アメリカ大統領選挙 80年代の名作CMがダークに復活

Photo by Jonathan Simcoe on Unsplash 私は1974年生まれですが、特に東西の冷戦終盤だった低学年の頃、外国といえばアメリカとソビエト連邦であり、アメリカが憧れの世界でした。日本では馴染みのない濃青色のカーテンの前で、いつも余裕たっぷりに話すホワ…

飢餓を救う”じゃがいもの可能性”を世界に広めたグッドアイデア

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash 先日、今年のノーベル平和賞に国連世界食糧計画(WFP)が選ばれたことが話題になりました。「世界各地で飢餓と闘い、平和実現のための条件改善に貢献した」(BBCより)ということがその受賞理由だそうですが、人類の飢餓…

大統領選挙を町の話題にした米国セブンイレブンのグッド・アイデア

Photo by Arnaud Jaegers on Unsplash 皆さん、来月11月3日は4年に一度の世界の節目、アメリカ大統領選挙の投票日です。現職の大統領が選挙で負けても権力移譲は保証しないとほのめかす(←文字にするとその凄さが分かりますね。。)など、気づけばアメリカの…

秋の夜長に、クリーンエナジーを表現した名作CMを見てみよう

Photo by Les Corpographes on Unsplash 過去には何にも感じなかったものが、時を経て改めて見ると心に染み渡りすぎて驚いてしまうことってありますよね。今回は私にそんな感情を揺り起こした、とあるグリーン電力に関する、Epuronというドイツの会社の取り…

「難民たちが奪われているもの」を可視化する

Photo by Alexander Dummer on Unsplash 新型コロナウイルスの圧倒的な報道量に隠れて日本でもニュースになることが少なくなった難民問題ですが、今回は2018年にイギリスのアムネスティ・インターナショナルが行ったキャンペーンをご紹介します。 かつてイギ…

生き物を守る、世界のマクドナルドの素敵な試み

Photo by Irina Blok on Unsplash サステナビリティの観点から世界中の消費者の関心が植物性代替肉に向かうなど、様々な変化への対応が求められているファストフードチェーン業界ですが、今回はその中のトップブランド、マクドナルドが世界で展開している「…

新種発見!モーガン・フリーマンがナショジオ風に海の危機に迫る

Photo by Brian Yurasits on Unsplash 猛暑真っ盛り。今回は納涼も兼ねて、美しい映像とモーガン・フリーマンさんのクールなナレーション による、とある「未知の生物」についてのドキュメンタリームービーをお届けします。知的興味がそそられるこの動画、ご…

お店に大混乱をもたらしたナッツ菓子の”隠れた狙い”

Photo by Remi Yuan on Unsplash もし近所のスーパーで、自分が好きなスナック菓子の大きな袋と、小さな袋が同じ値段で売られていたらどうしますか?普通は大きな方を買おうとしますよね。でも、レジでこう言われたらどうでしょう。「あなたは男性だから、小…

ブラジル政府が自転車にかける”異常な税率”を訴えたユニークなアイデア

Photo by Andrew Gook on Unsplash 持続可能な社会を作るために、世界各地でその使用が推進されている自転車。その購入にあたり、ロンドンでは20%、ドイツでは19%、アメリカでは約8%の税金がかかるそうです。では、ブラジルではいくらの税金がかかるでしょ…

暮らしに巧みに「刷り込まれた」性差別に気づき、正したアイデア

Photo by Brooke Lark on Unsplash 私は今まで日本の他に韓国、シンガポール、台湾で暮らしたことがあるのですが、その中で気づいたのは、どの社会にも大した優劣はなく、ただ同時にどの社会にも「他の社会から見ると理不尽な制度や風習がある」ということで…

企業のニューノーマルを示す、ユニリーバ10年の試み

Photo by Robert Collins on Unsplash 新型コロナウイルスへの対応で世の中が騒然とする中、洗剤やボディソープなど、世界中のスーパーの棚にたくさんの商品を供給しているグローバル企業ユニリーバによる、10年にわたる試みが終了しました。それが「ユニリ…

街の大気汚染を「可視化」と「カネのチカラ」でロンドン市民に"自分ゴト化"させたキャンペーン

Photo by Benjamin Davies on Unsplash 産業革命当時は工場から出る排気で「霧の街」といわれたロンドン。技術革新や法制度の充実、産業構造の変化により当時に比べれば大気汚染は大幅に改善されていると思われますが、住民の視点に立てば、まだまだ改善の余…

【悲報】自分、知らぬ間にヤバいモノを食べていたことが判明

Photo by pixpoetry on Unsplash 2週間前に、「数字を可視化すること」に成功したアイデアについて触れましたが、その言霊に惹かれたのか、今週はさらに強烈なインパクトを持つ「数字の可視化」アイデアを見つけましたのでご紹介します。WWF(世界自然保護基…

人を動かす「数字の可視化」

Photo by Nick Hillier on Unsplash 先日、ジャイアントパンダ(以下パンダ)が大好きな同僚からパンダについての講義を聴きました。パンダが本来生息できるのは中国の本当に限られたエリアのみであること、日本にいるパンダは中国から年間契約でレンタルさ…

全米最悪レベルの児童の人身売買を訴えた、ジョージア州のデモ行進

Photo by Dan Dennis on Unsplash 「デモ行進」は隠された、または無視されている社会問題を人々に広くアピールする、効果的な手段です。このブログでも過去に何度か、エッジの効いたユニークなデモ行進のアイデアをご紹介してまいりました(本記事の末尾に…

冷蔵庫にある、ちょっと傷んだ食べものを捨てる前に…

Photo by Anna Pelzer on Unsplash 突然ですが質問です。皆さん、今、世界中で1年の間に生産されている食べ物のうち、何パーセントが廃棄されるなどして、無駄になっていると思いますか? 答えはなんと33%。世界中の生産者さんが一生懸命作ったり、獲った…

今こそ、映像の力を。コロナに屈せず、人々を勇気づけるムービー特集

Photo by Ajeet Mestry on Unsplash 世界的に続く新型コロナウイルス災禍に対し、各国の企業やブランド、自治体も次々と立ち上がっています。その中でも今回は、それらの組織が制作した「人の気持ちを動かす」という点で秀でたムービーを4つご紹介いたしま…

サミュエル・L・ジャクソン、コロナに吠える。

Photo by LOGAN WEAVER on Unsplash 新型コロナウイルスの社会への影響が徐々に、人々の気持ちにまでおよんでいるのを実感する今日この頃。世界中で様々なインフルエンサーたちが、自分なりのカタチでこの事態に対してメッセージを発信しています。 この病気…

今度、またリゾートに行けるようになったら…「観光客」としてのふるまいを考えさせてくれる傑作アイデア

Photo by Denis Oliveira on Unsplash 時節柄、みなさまじぃーーーーっと、家の中にいることが増えていると思います。時は春休み真っ最中。通常であればお花見や、家族旅行を満喫している頃だと思いますが、こういう事態に直面するたびに日常の幸せがいかに…

洗濯は女の役目!?ジェンダーギャップに切り込んだ洗剤メーカーのキャンペーン

Photo by Jason Briscoe on Unsplash 社会進出が進むにつれ、仕事と家事の両立に悩む女性は多いですが、インドでも同じ悩みを持つ女性が増えてきているようです。その象徴的なトピックが「洗濯」。実にインドの家庭の95%で、洗濯は女性だけの家事となってし…

プラスチックゴミによる海洋汚染を訴えるアイデア その2

Photo by Brian Yurasits on Unsplash 先週にひきつづき、今回もプラスチックゴミによる海洋汚染を見事に世界に訴えたアイデアをご紹介します。(私がアップしたいなぁ、と思いつつブログ更新をさぼっていた)2年ほど前のアイデアなのですが、今見てもその…

プラスチックゴミによる海洋汚染を訴えるアイデア その1

Photo by Jon Eckert on Unsplash 長年世界のソーシャルキャンペーンを見ていると、そこにもトレンドがあることがわかります。近年特に、世界的問題として浮かび上がってきているのがプラスチックゴミによる環境破壊。ということで今週と来週は、私がブログ…

販促と捨て犬問題の解決を両立!イスラエル発の見事なキャンペーン - Samsung Adoption package

企業活動において、本業とCSR(企業の社会的責任)活動は分けて考えられがち。 でも今回はその垣根を超え、製品の特徴をフックに社会問題の解決とセールスプロモーションを両立させてしまったイスラエル発のソーシャルキャンペーンを紹介します。 大谷選手し…

困っている人の立場を、きちんとイメージさせるには? -Through the eyes of a refugee

忙しくなる一方のこの世の中。困っている人の立場を、きちんと認識して自分の意見を持つのは難しいもの。しかしみんなにきちんと考えてもらわないと、一部の極端な考えに社会全体が流されてしまう。。。 そんな流れを食い止めるのが、アイデアの力。 アムネ…