世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

自分の感覚の変化に驚かされる、8年前の”とある少女の物語”

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Photo by mana5280 on Unsplash

愚行が今、繰り返されている

ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、ずっと頭の中にある映画が昔見た「それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~」。

シリア第3の大都市、ホムスで圧政に立ち向かった若者たちの姿を至近距離から撮影し続けたそれは凄まじいドキュメンタリーだったのですが、名古屋と同じ規模の街が完全に廃墟と化してしまう情景や、政府軍の攻撃から身を隠すため、破壊された民家の穴から穴をたどって移動したり、破壊された友人の実家から、家族のコーヒーカップを掘り出すシーンなど「戦争が起きたら街はこうなってしまうのだ」という衝撃的なシーンの連続でした。

それが今まさにウクライナで繰り返されているのだと思うと、シリア内戦の時点でこのような愚行を最後にできなかった我々人類の情けなさを痛感させられます。

それにちなんで今回は8年ほど前、セーブ・ザ・チルドレンがシリアからの難民の子供たちを救う機運を盛り上げるために作ったムービーをご紹介します。

「もし、シリアで起きた内戦があなたの街(ムービー内ではロンドン)で起きたら」という着想で、1人の少女の日々の一コマをライフログ風に描いています。

それではご覧ください。

Most Shocking Second a Day Video」[雑和訳] *キャッチコピー”ここで起きてないというだけで、起きてないことにはならない” #シリアの子供たちを救おう セーブ・ザ・チルドレン

イデアによる創作を、現実が超えてしまった

いかがでしたでしょうか?このムービーは公開当時も話題になり、これは無関心な人たちを動かす素晴らしい視点だ、と私も感銘を受けた記憶があるのですが…

8年後の今、連日ニュースでこのような映像に晒されている状況下で改めてこのムービーを見てみると、もはや当時のような無邪気さでは受け止められなくなっている自分に愕然としました。

 

何も感じなくなっていたのです。そう、このムービーの最後のほうの、光を失った少女の瞳のように…

 

最後に、冒頭で紹介した映画についての過去記事へのリンクを張ってまとめに代えさせていただきます。

wsc.hatenablog.com

いやぁ、戦争って本当に…はぁ。それではみなさん、また来週!