世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

イシューの根本的解決

ポッドキャスト始めました!

いつもご愛読ありがとうございます!2014年に産声を上げたこのブログも(途中なが〜〜〜い、お休みをいただいておりましたが…)6年経ち、今でも全然通用する、素晴らしいアイデアが過去に埋もれてしまうのはもったいない!ということで恥ずかしながら、ブロ…

温室効果ガスが出るのは工場の煙突から…だけではありません

Photo by Olivia Anne Snyder on Unsplash CO2など、地球の気候変動に影響を与える「温室効果ガス」についてイメージした時、頭に浮かぶのは何でしょうか?工場の煙突からもくもくと出る煙や、クルマからの排気ガス。なんなく都市や工業地帯のイメージを思い…

メニューにカロリーを載せる…だけではもう不十分

Photo by Tai's Captures on Unsplash まだ学生だった90年代、デニーズのメニューひとつひとつにカロリーが表記され始めたことにびっくりしたことを覚えています(その頃はカロリーなどは気にしていなかったので、ガッツリ食べたいのに萎えることをするなよ…

メンタルヘルス向上のために、イギリスのTV番組が行った究極のデモンストレーション

Photo by Antenna on Unsplash 2000年台の半ばから、地球上の情報量は一人の人間が処理できる量を大幅にこえ、人々は現実と、自分好みの情報だけで作ったオンライン世界との間で葛藤するようになりました(Brexitやトランプ政権の樹立は、その副産物だともい…

誰も我々を止められない - You can't stop us.

Photo by Habib Dadkhah on Unsplash 夏の終わりに、以下のムービーをご紹介したのはご記憶でしょうか? wsc.hatenablog.com 新型コロナウイルスの感染拡大が疑心暗鬼を生み、同時にジョージ・フロイドさんの受難からBLM運動が盛り上がりを見せる中、「どん…

飢餓を救う”じゃがいもの可能性”を世界に広めたグッドアイデア

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash 先日、今年のノーベル平和賞に国連世界食糧計画(WFP)が選ばれたことが話題になりました。「世界各地で飢餓と闘い、平和実現のための条件改善に貢献した」(BBCより)ということがその受賞理由だそうですが、人類の飢餓…

「海の温暖化」を食い止めるために、海洋学者たちが始めたナイスな取り組み

Photo by Annie Spratt on Unsplash 地球温暖化は、地面より上だけの問題ではありません。1970年以降に排出された温室効果ガスによる熱の実に90%が海中へと吸収され、海水温は上昇。海中へと降り注ぐ二酸化炭素はサンゴや貝の生成に不可欠な炭酸カルシウム…

代替肉のやんちゃなブランド"Meatless Farm"に注目

Photo by Fidel Fernando on Unsplash 今、世界ではさまざまな植物由来の代替肉ブランドが登場しています。牧草地確保のためにアマゾンで行われている森林破壊や、家畜から発生する大量のメタンガスなど地球環境へかかる負荷を下げる、というサステナビリテ…

生き物を守る、世界のマクドナルドの素敵な試み

Photo by Irina Blok on Unsplash サステナビリティの観点から世界中の消費者の関心が植物性代替肉に向かうなど、様々な変化への対応が求められているファストフードチェーン業界ですが、今回はその中のトップブランド、マクドナルドが世界で展開している「…

暮らしに巧みに「刷り込まれた」性差別に気づき、正したアイデア

Photo by Brooke Lark on Unsplash 私は今まで日本の他に韓国、シンガポール、台湾で暮らしたことがあるのですが、その中で気づいたのは、どの社会にも大した優劣はなく、ただ同時にどの社会にも「他の社会から見ると理不尽な制度や風習がある」ということで…

企業のニューノーマルを示す、ユニリーバ10年の試み

Photo by Robert Collins on Unsplash 新型コロナウイルスへの対応で世の中が騒然とする中、洗剤やボディソープなど、世界中のスーパーの棚にたくさんの商品を供給しているグローバル企業ユニリーバによる、10年にわたる試みが終了しました。それが「ユニリ…

ラッシュアワーの喧しいクラクションに一撃!を加えたムンバイ警察のナイスアイデア

Photo by Francesco Benvenuto on Unsplash 海外でタクシーなどに乗っていると、渋滞中に運転手たちが躊躇なく鳴らすクラクションに若干引いてしまうことがあります。国民性の違い、といえばそれまでですが、じつはご当地の人々も迷惑だな、と感じているみた…

選挙の不平等を放っておけない!アメリカの格安テレコム会社が投票日に行った、驚くべき取り組み

Photo by Element5 Digital on Unsplash 投票日。週末に行われることが多い日本だと大体、近くの学校か公民館の投票所に行き、さらっと投票して帰る、という手軽なイメージが一般的だと思いますが、アメリカの場合はここにも貧富の格差が立ちはだかります。 …

小規模企業で経営がピンチの皆さまへ:対コロナ支援制度への申請をサポートする情報サイトができました

ザ・ピンチヒッターのトップページ 懸命の努力の結果、日本列島における新型コロナウイルスの感染者数は減少を見せていますが、インフルエンザレベルの防疫体制が取れない限り、コロナ前の暮らしに安心して戻るにはまだまだ時間がかかることが見込まれます。…

”在宅”時代とファストファッション

Photo by Lauren Fleischmann on Unsplash 私が勤める会社では新型コロナウイルス対策の一環として、2月下旬より在宅勤務が続いています。オンライン会議だとパソコンについているカメラで自分が映るのは肩から上だけですし、カメラをオフにしてしまえばラン…

汚い政治家たちをあぶりだせ!をデジタルデータの活用で実現した反汚職キャンペーン

Photo by Luther Bottrill on Unsplash 人の世は移ろいやすく、ちょっと前に汚職などで糾弾されていたはずの人も知らぬ間に「禊」を済ませ、政治家として復活している…なんてことは古今東西を問わず、よく起きている話です。 そこで2018年、ブラジルの総選挙…

ネットもない僻地に「ググる喜び」をもたらしたGoogleの素敵な取り組み

Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash Googleの創業は私が社会人になった年と同じ1998年。当時は検索といえばYahoo!が主流で、入社2年目ぐらいに友達からGoogleを教えてもらった時は検索窓だけのシンプルすぎる(と当時は思った)サイトデザインに「なぜ…

シューズの売り方を変えるだけで、少数派の隠れた不満を解決したナイスアイデア

Photo by Conor Luddy on Unsplash 蛇口をひねると、水が出る。スイッチを押すと、照明がつく。大多数の便利を追求した結果、私たちは毎日、信じられないぐらい数多くの「お約束」に囲まれた暮らしを享受しているわけですが、そんな中で少数派の人々の隠れた…

体のハンディキャップを不便にさせない!大企業による決意を感じる取り組み2選

Photo by Allie Smith on Unsplash 人種差別や性差別、障害による差別。人間は誰しも、先天的なものや、後天的でも自分の力ではどうにもならないことを理由に他人をおとしめたいという卑しい部分を持っています。それにブレーキをかけるのが、健全な心と頭。…

人類の買い物に喝!張本さんもビックリの「地球を救う」クレジットカード

Photo by Hermes Rivera on Unsplash 大量生産・大量消費のこの時代。買えば買うほど、環境に負荷のかかる商品が売れ、さらに環境が破壊されていく…。便利さのあまりしょうがないじゃん、とさじを投げたくなりますが、このままいくと、地球のほうが我々を投…

身近なものからサステナビリティ!

Image by Adriano Gadini from Pixabay 温暖化が進み、台風の大型化など、異常気象の常態化が進んでおります。いよいよ人類の活動に地球が持ちこたえられなくなってきているのかな、と感じますが、ここでくじけてはいけません。コンビニでもビニール袋を受け…

販促と捨て犬問題の解決を両立!イスラエル発の見事なキャンペーン - Samsung Adoption package

企業活動において、本業とCSR(企業の社会的責任)活動は分けて考えられがち。 でも今回はその垣根を超え、製品の特徴をフックに社会問題の解決とセールスプロモーションを両立させてしまったイスラエル発のソーシャルキャンペーンを紹介します。 大谷選手し…

ドローンはすでに、世界を変え始めている。- Drone for saving life in Rwanda

日本では忖度なしに飛ばすのが難しいドローンですが、今回はドローンを使ってすでに世界を変え始めているアメリカ西海岸のスタートアップ企業、Ziplineの素晴らしい取り組みをご紹介します。 まずはルワンダで事業を始めたばかりの2016年10月に、TechCrunch…

葛藤を越えて − 言葉が分からない難民たちのためにドイツで行われたグッド・アイデア / Words of Welcome

異国にいて、全く言葉がわからないことほど心細いことはありません。ましてや自分たちが、紛争により故郷を追い出された難民であったなら。…ということで今回ご紹介するのは、難民を異物として分け隔てたままにするのではなく、将来の仲間として受け入れるた…

全米の小学校で家電メーカーが取り組んだ、IOTのちょっと素敵な活用法 / Care Counts

全米でも深刻な、貧困を原因とする児童の不登校問題。今回はそれを解消すべく、家電ブランドのWhirlpoolが全米の小学校にシンプルなIOT(Internet of Things = モノにインターネットを組み入れることで、これまでにない活用法を可能にすること)を導入して取…

驚愕。ペルーの人気ミュージシャンが行なった女性への虐待防止キャンペーン - A LOVE SONG WRITTEN BY A MURDERER

日本でも毎週のようにニュースで報じられる家庭での虐待事件。ここまで深刻になる前にどうして止められなかったのか…と毎回暗い気持ちになりますが、今回は悲劇の芽を事前に摘み取るべく、立ち上がったペルーの女性保護団体「ヴィダ・ムジュー(Vida Mujer /…

論より実行。街の死角を見事に“再開発”したタイ発のキャンペーン –The Unusual Football Field

環境の変化もありしばらくブログの更新も滞りがちだったのですが、読者の方からご声援をいただき、やる気がまた出てきました。読んでる人はどんどん声をかけてくださいね。調子に乗せていただければ、更新頻度もまた上がるかもしれません(笑)。 今回は今年…

あの死から23年。アイルトンセナ財団が見せる、アスリートによるソーシャルグッドの可能性:Ayrton Senna Foundation - New Way of Social Good by a Legendary Athlete

1994年5月1日。イモラのタンブレロコーナーで34歳の人生を終えたアイルトン・セナ。年代的にも自分の生き方に大きな影響を与えてくれた人物ですが、死後23年を経て、彼のブランドやレガシーは遺族によるNGO団体、アイルトンセナ財団によって今もブラジルの子…

浜辺でビール!の裏にある課題に挑んだ、アメリカの小さなビール会社のグッドアイデア:Edible Six Pack Rings

梅雨の先に待つ、浜辺の季節。浜辺でのプシュッ!にワクワクしている方も多いと思いますが、今回は缶ビールの6パックが引き起こしている環境問題の解決に乗り出した、小さなビール会社のアイデアをご紹介します。このアイデアはブランドとの親和性が高いだ…

毒をもって毒を制す。炎上を操り、見事図書館を守り抜いたソーシャルキャンペーン:Book Burning Party- Troy Library

誰もが(比較的)対等に意見をぶつけ合うことができる現代のデジタル社会。でもそれは同時に、ドナルド・トランプさんの事例を見れば分かる通り、知的な議論が極端だったり、粗暴だったりする論者たちによって妨げられ、論旨をすり替えられやすい社会でもあ…