世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

健康・保健・衛生

世界に広がる新ムーブメント:MovemberとVeganuary

Photo by Waldemar Brandt on Unsplash 年明け2週目。仕事も本格的に再開し、かなり慌ただしい方も多いと思いますが、今回は2000年以降に開始され、海外で広がりつつある「季節もの」の新しいソーシャルグッドのための取り組みを2つ、ご紹介します。 11月…

マラソンで社会的課題を訴える

Photo by Isaac Wendland on Unsplash 明けましておめでとうございます。おかげさまで去年は50の記事を更新することができました。今年は年末に始めたポッドキャストも入れて、少なくとも70〜80記事の更新を目指したいと思います。どうぞよろしくお願いいた…

メンタルヘルス向上のために、イギリスのTV番組が行った究極のデモンストレーション

Photo by Antenna on Unsplash 2000年台の半ばから、地球上の情報量は一人の人間が処理できる量を大幅にこえ、人々は現実と、自分好みの情報だけで作ったオンライン世界との間で葛藤するようになりました(Brexitやトランプ政権の樹立は、その副産物だともい…

11月はMovemberなので、あの人も髭を剃りました。

Photo by Josh Sorenson on Unsplash 「11月はNovemberだろ?」とお思いでしょう。確かに、英語のテストでMovemberと書いたらバツになります。ただし、覚えておいて決して損のない単語です。 MovemberのMoは”Moustache(くちひげ)”から来ています。そして、ピ…

「あなたは玉座のために血を流せるか?」米国赤十字が仕掛けた見事な献血促進キャンペーン

Photo by Angel Luciano on Unsplash 冬が近づいています。鴨鍋など、暖かくて風味豊かなものがことさら美味しく感じられる季節ですが、同時にこの季節は、古今東西問わず”ひと肌脱ぎにくい”のでしょうか。献血ドナーが不足する季節でもあります。 特に2019…

飢餓を救う”じゃがいもの可能性”を世界に広めたグッドアイデア

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash 先日、今年のノーベル平和賞に国連世界食糧計画(WFP)が選ばれたことが話題になりました。「世界各地で飢餓と闘い、平和実現のための条件改善に貢献した」(BBCより)ということがその受賞理由だそうですが、人類の飢餓…

新型コロナウイルスに傷ついた街を勇気づける「音楽の力」

Photo by Clem Onojeghuo on Unsplash 日が短くなってきました。芸術の秋、読書の秋、食欲の秋といいますが、これは暑さや寒さに煩わされることなく、美しいものや知的好奇心をそそられるもの、美味しいものにしっかり浸れるからなのかな、と思うようになり…

2020年の今だからこそ心に染みる、ナイキ極上の映像作品

Photo by Clay Banks on Unsplash いい文学や音楽と同じで、いい映像作品には気持ちを揺さぶり、心の豊かさを取り戻してくれる力があります。今回は2020年の今だからこそ心に染みる、ナイキの素晴らしい映像作品をご紹介します。 今年はオリンピックがない夏…

暮らしに巧みに「刷り込まれた」性差別に気づき、正したアイデア

Photo by Brooke Lark on Unsplash 私は今まで日本の他に韓国、シンガポール、台湾で暮らしたことがあるのですが、その中で気づいたのは、どの社会にも大した優劣はなく、ただ同時にどの社会にも「他の社会から見ると理不尽な制度や風習がある」ということで…

企業のニューノーマルを示す、ユニリーバ10年の試み

Photo by Robert Collins on Unsplash 新型コロナウイルスへの対応で世の中が騒然とする中、洗剤やボディソープなど、世界中のスーパーの棚にたくさんの商品を供給しているグローバル企業ユニリーバによる、10年にわたる試みが終了しました。それが「ユニリ…

街の大気汚染を「可視化」と「カネのチカラ」でロンドン市民に"自分ゴト化"させたキャンペーン

Photo by Benjamin Davies on Unsplash 産業革命当時は工場から出る排気で「霧の街」といわれたロンドン。技術革新や法制度の充実、産業構造の変化により当時に比べれば大気汚染は大幅に改善されていると思われますが、住民の視点に立てば、まだまだ改善の余…

【悲報】自分、知らぬ間にヤバいモノを食べていたことが判明

Photo by pixpoetry on Unsplash 2週間前に、「数字を可視化すること」に成功したアイデアについて触れましたが、その言霊に惹かれたのか、今週はさらに強烈なインパクトを持つ「数字の可視化」アイデアを見つけましたのでご紹介します。WWF(世界自然保護基…

今こそ、映像の力を。コロナに屈せず、人々を勇気づけるムービー特集

Photo by Ajeet Mestry on Unsplash 世界的に続く新型コロナウイルス災禍に対し、各国の企業やブランド、自治体も次々と立ち上がっています。その中でも今回は、それらの組織が制作した「人の気持ちを動かす」という点で秀でたムービーを4つご紹介いたしま…

サミュエル・L・ジャクソン、コロナに吠える。

Photo by LOGAN WEAVER on Unsplash 新型コロナウイルスの社会への影響が徐々に、人々の気持ちにまでおよんでいるのを実感する今日この頃。世界中で様々なインフルエンサーたちが、自分なりのカタチでこの事態に対してメッセージを発信しています。 この病気…

シューズの売り方を変えるだけで、少数派の隠れた不満を解決したナイスアイデア

Photo by Conor Luddy on Unsplash 蛇口をひねると、水が出る。スイッチを押すと、照明がつく。大多数の便利を追求した結果、私たちは毎日、信じられないぐらい数多くの「お約束」に囲まれた暮らしを享受しているわけですが、そんな中で少数派の人々の隠れた…

自分の立場からやれることを 〜 身近な新型コロナウイルス災禍対策

Photo by Akson on Unsplash 中国の武漢から始まり、今や世界中に猛威を振るう新型コロナウイルス。在宅勤務など、しかるべき対策をとり、その鎮静化に協力するのは当たり前のことですが、その過程で日常にはなかった問題がいくつか、世の中に出てきておりま…

ドローンはすでに、世界を変え始めている。- Drone for saving life in Rwanda

日本では忖度なしに飛ばすのが難しいドローンですが、今回はドローンを使ってすでに世界を変え始めているアメリカ西海岸のスタートアップ企業、Ziplineの素晴らしい取り組みをご紹介します。 まずはルワンダで事業を始めたばかりの2016年10月に、TechCrunch…

全米の小学校で家電メーカーが取り組んだ、IOTのちょっと素敵な活用法 / Care Counts

全米でも深刻な、貧困を原因とする児童の不登校問題。今回はそれを解消すべく、家電ブランドのWhirlpoolが全米の小学校にシンプルなIOT(Internet of Things = モノにインターネットを組み入れることで、これまでにない活用法を可能にすること)を導入して取…

かしこカワイイ!不良品のキャンディを社会貢献に結びつけた、スペインのお菓子会社のキャンペーン/ Broken Hearts

ロリポップキャンディ(以下ペロペロキャンディ)の製造過程でどうしても出てしまう不良品。スペインのお菓子会社FIESTAは、それを捨てるのではなく、そこにちょっとした意味を付け加えることでとても価値のある商品に変えてしまいました。 無駄をそのまま受…

論より証拠。ダウン症の子供を身ごもった親たちの不安に見事に答えたキャンペーン / Down Syndrome Answers

体の調子が悪い時、ふと症状が気になってGoogle検索をしたことがありますよね?ましてや自分の子供がダウン症かもしれないと診断された親たちは気も動転しているはずです。そんな時に運悪く、閲覧数目当ての誤った情報を目にしてしまったら…。将来後悔するこ…

586%の登録者数アップを記録!アメリカ発の臓器ドナー登録促進キャンペーン – The world’s biggest asshole

臓器ドナーの登録は、自分の死後のこと、ましてや死後に自分の体が切り取られる…などと考えたくない人々にとってハードルが高いもの。 しかしそのハードルを軽々と飛び越え、3分弱のオンラインムービーたった1本でドナー登録者数の586%アップを実現し…

論より実行。街の死角を見事に“再開発”したタイ発のキャンペーン –The Unusual Football Field

環境の変化もありしばらくブログの更新も滞りがちだったのですが、読者の方からご声援をいただき、やる気がまた出てきました。読んでる人はどんどん声をかけてくださいね。調子に乗せていただければ、更新頻度もまた上がるかもしれません(笑)。 今回は今年…

薬物戦争に終止符を打つのは、受け入れること?世界の権威による衝撃的提言をムービー化したキャンペーン:Global Commission on Drug Policy - The War on Drugo

国境や時空を越え、今も人々の暮らしを揺るがし続ける薬物問題ですが、今回は昨年のカンヌ国際クリエーティブ祭で初めて見た時、あまりに革新的な提言内容のため理解しきれなかった衝撃的なオンラインムービーを訳してみましたのでご紹介します。 これはドラ…

ジカ熱にも有効?タイのスラム発の蚊を寄せ付けないキャンペーン : Blow up Mosquitos! – A Clever Idea to Avoid Dengue and Zika Fever

昨年、国内でも感染が確認されたデング熱に続き、今年はジカ熱の拡大が懸念される状況ですが、両方の感染源として注目される「蚊」の撃退方法として、タイのスラム街で実施されたアイデアをご紹介します。 このアイデアでは、スラム中を自由に飛び回る蚊を追…

これなら行くかも。献血促進のため「行列」に目をつけたブラジル発のソーシャルキャンペーン:Solidarity Queue

いやぁ、寒いですね。寒い冬は、献血する人が減る傾向にあるそうです。ということで今回はブラジルで行われた、とても効果的な献血促進キャンペーンをご紹介します。針に刺されて、時間もかかる‥ということでどうしても「気乗りのしない作業」として位置づけ…

アリかなしか?世界中に賛否を巻き起こした薬物乱用防止のためのバイラルキャンペーン : Stoner Sloth

今回は、昨年末に世界中で議論を呼んだ、オーストラリア発の若者に向けた薬物乱用防止のためのムービーキャンペーンをご紹介します。マリファナ常習者という意味を持つ単語「Stoner」と、動物のナマケモノ(Sloth)をかけ合わせた「薬物にハマったナマケモノ…

なるほど!理解されにくい難病の症状を可視化したソ−シャルキャンペーン:THIS BIKE HAS MS

あけましておめでとうございます。久しぶりの更新ですが、今回はオーストラリアでつい先日発表された、多発性硬化症の患者を支援するためのキャンペーンをご紹介します。多発性硬化症とは中枢神経に起こる病変により、体にしびれや歩行障害、視力の低下など…

すべてが規格外!世界食糧計画(WFP)が実施した「とんでも素晴らしい」ソーシャルキャンペーン

広告の世界では数年前、街などで突然パフォーマンスをするフラッシュモブや、ありえない場所に広告を置く「ゲリラ広告」なるものが一世を風靡しました。(一般でも、集団でマイケルを踊るなどのムーブメントが盛り上がったのは記憶に新しいところです。) 今…

ハロウィン万歳!エボラから人々を救った見事なソーシャルキャンペーン

街がハロウィンに染まりはじめる今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。さて今回は、昨年のハロウィンシーズンにSNS上で起きた炎上騒動に見事に対応することで、当時西アフリカで猛威を振るっていたエボラ出血熱の拡大阻止に貢献したアメリカ…

オンラインで世界にアピール!世界の女性ソーシャル活動家たち

みなさんこんにちは。カンヌの特集を終えて心機一転。今回はオンラインを巧みに操りソーシャルキャンペーンを展開している、ふたりの女性活動家をご紹介いたします。 まずはインドのSofia Ashraf(ソフィア・アシュラフ)さん。彼女は地方都市コダイカナルで…