世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

コミュニティの改善・活性化

残念なものを見た週末に

Photo by Cameron Smith on Unsplash 2021年の年明けは、民主主義を旗印に発展してきた超大国のリーダーが、その根幹をなす自国議会への攻撃を扇動し、実施するという残念な場面から始まりました。時代に応じて常識は変わるものだし、常に民主主義が最善だと…

メンタルヘルス向上のために、イギリスのTV番組が行った究極のデモンストレーション

Photo by Antenna on Unsplash 2000年台の半ばから、地球上の情報量は一人の人間が処理できる量を大幅にこえ、人々は現実と、自分好みの情報だけで作ったオンライン世界との間で葛藤するようになりました(Brexitやトランプ政権の樹立は、その副産物だともい…

アメリカ大統領選挙 80年代の名作CMがダークに復活

Photo by Jonathan Simcoe on Unsplash 私は1974年生まれですが、特に東西の冷戦終盤だった低学年の頃、外国といえばアメリカとソビエト連邦であり、アメリカが憧れの世界でした。日本では馴染みのない濃青色のカーテンの前で、いつも余裕たっぷりに話すホワ…

大統領選挙を町の話題にした米国セブンイレブンのグッド・アイデア

Photo by Arnaud Jaegers on Unsplash 皆さん、来月11月3日は4年に一度の世界の節目、アメリカ大統領選挙の投票日です。現職の大統領が選挙で負けても権力移譲は保証しないとほのめかす(←文字にするとその凄さが分かりますね。。)など、気づけばアメリカの…

新型コロナウイルスに傷ついた街を勇気づける「音楽の力」

Photo by Clem Onojeghuo on Unsplash 日が短くなってきました。芸術の秋、読書の秋、食欲の秋といいますが、これは暑さや寒さに煩わされることなく、美しいものや知的好奇心をそそられるもの、美味しいものにしっかり浸れるからなのかな、と思うようになり…

2020年の今だからこそ心に染みる、ナイキ極上の映像作品

Photo by Clay Banks on Unsplash いい文学や音楽と同じで、いい映像作品には気持ちを揺さぶり、心の豊かさを取り戻してくれる力があります。今回は2020年の今だからこそ心に染みる、ナイキの素晴らしい映像作品をご紹介します。 今年はオリンピックがない夏…

ブラジル政府が自転車にかける”異常な税率”を訴えたユニークなアイデア

Photo by Andrew Gook on Unsplash 持続可能な社会を作るために、世界各地でその使用が推進されている自転車。その購入にあたり、ロンドンでは20%、ドイツでは19%、アメリカでは約8%の税金がかかるそうです。では、ブラジルではいくらの税金がかかるでしょ…

企業のニューノーマルを示す、ユニリーバ10年の試み

Photo by Robert Collins on Unsplash 新型コロナウイルスへの対応で世の中が騒然とする中、洗剤やボディソープなど、世界中のスーパーの棚にたくさんの商品を供給しているグローバル企業ユニリーバによる、10年にわたる試みが終了しました。それが「ユニリ…

街の大気汚染を「可視化」と「カネのチカラ」でロンドン市民に"自分ゴト化"させたキャンペーン

Photo by Benjamin Davies on Unsplash 産業革命当時は工場から出る排気で「霧の街」といわれたロンドン。技術革新や法制度の充実、産業構造の変化により当時に比べれば大気汚染は大幅に改善されていると思われますが、住民の視点に立てば、まだまだ改善の余…

ラッシュアワーの喧しいクラクションに一撃!を加えたムンバイ警察のナイスアイデア

Photo by Francesco Benvenuto on Unsplash 海外でタクシーなどに乗っていると、渋滞中に運転手たちが躊躇なく鳴らすクラクションに若干引いてしまうことがあります。国民性の違い、といえばそれまでですが、じつはご当地の人々も迷惑だな、と感じているみた…

選挙の不平等を放っておけない!アメリカの格安テレコム会社が投票日に行った、驚くべき取り組み

Photo by Element5 Digital on Unsplash 投票日。週末に行われることが多い日本だと大体、近くの学校か公民館の投票所に行き、さらっと投票して帰る、という手軽なイメージが一般的だと思いますが、アメリカの場合はここにも貧富の格差が立ちはだかります。 …

小規模企業で経営がピンチの皆さまへ:対コロナ支援制度への申請をサポートする情報サイトができました

ザ・ピンチヒッターのトップページ 懸命の努力の結果、日本列島における新型コロナウイルスの感染者数は減少を見せていますが、インフルエンザレベルの防疫体制が取れない限り、コロナ前の暮らしに安心して戻るにはまだまだ時間がかかることが見込まれます。…

全米最悪レベルの児童の人身売買を訴えた、ジョージア州のデモ行進

Photo by Dan Dennis on Unsplash 「デモ行進」は隠された、または無視されている社会問題を人々に広くアピールする、効果的な手段です。このブログでも過去に何度か、エッジの効いたユニークなデモ行進のアイデアをご紹介してまいりました(本記事の末尾に…

今こそ、映像の力を。コロナに屈せず、人々を勇気づけるムービー特集

Photo by Ajeet Mestry on Unsplash 世界的に続く新型コロナウイルス災禍に対し、各国の企業やブランド、自治体も次々と立ち上がっています。その中でも今回は、それらの組織が制作した「人の気持ちを動かす」という点で秀でたムービーを4つご紹介いたしま…

ネットもない僻地に「ググる喜び」をもたらしたGoogleの素敵な取り組み

Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash Googleの創業は私が社会人になった年と同じ1998年。当時は検索といえばYahoo!が主流で、入社2年目ぐらいに友達からGoogleを教えてもらった時は検索窓だけのシンプルすぎる(と当時は思った)サイトデザインに「なぜ…

今度、またリゾートに行けるようになったら…「観光客」としてのふるまいを考えさせてくれる傑作アイデア

Photo by Denis Oliveira on Unsplash 時節柄、みなさまじぃーーーーっと、家の中にいることが増えていると思います。時は春休み真っ最中。通常であればお花見や、家族旅行を満喫している頃だと思いますが、こういう事態に直面するたびに日常の幸せがいかに…

自分の立場からやれることを 〜 身近な新型コロナウイルス災禍対策

Photo by Akson on Unsplash 中国の武漢から始まり、今や世界中に猛威を振るう新型コロナウイルス。在宅勤務など、しかるべき対策をとり、その鎮静化に協力するのは当たり前のことですが、その過程で日常にはなかった問題がいくつか、世の中に出てきておりま…

もしも、ソーシャルメディアでのいじめが現実に起こったら… アメリカ発の心揺さぶられるオンラインムービー / In Real Life #BeStrong

各種SNSやニュースサイトのコメント欄などで、特定の人たちを理不尽かつ一方的に非難する、いじめのような論調を目にすることも多い今日この頃ですが、海外でもどうやら状況は同じようです。今回はインターネット上を跋扈する「いじめ」を止めるべくアメリカ…

葛藤を越えて − 言葉が分からない難民たちのためにドイツで行われたグッド・アイデア / Words of Welcome

異国にいて、全く言葉がわからないことほど心細いことはありません。ましてや自分たちが、紛争により故郷を追い出された難民であったなら。…ということで今回ご紹介するのは、難民を異物として分け隔てたままにするのではなく、将来の仲間として受け入れるた…

全米の小学校で家電メーカーが取り組んだ、IOTのちょっと素敵な活用法 / Care Counts

全米でも深刻な、貧困を原因とする児童の不登校問題。今回はそれを解消すべく、家電ブランドのWhirlpoolが全米の小学校にシンプルなIOT(Internet of Things = モノにインターネットを組み入れることで、これまでにない活用法を可能にすること)を導入して取…

この世で最もヤバい街でプライド・パレードを実行した、心温まるキャンペーン / Los Santos Pride

LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の人たちが自分たちのカルチャーを誇り、讃えるために色とりどりのコスチュームに身を包み、街を練り歩くプライド・パレード。それは同時に、法制度の揺り戻しや時折起きる襲撃事件など、社会…

論より実行。街の死角を見事に“再開発”したタイ発のキャンペーン –The Unusual Football Field

環境の変化もありしばらくブログの更新も滞りがちだったのですが、読者の方からご声援をいただき、やる気がまた出てきました。読んでる人はどんどん声をかけてくださいね。調子に乗せていただければ、更新頻度もまた上がるかもしれません(笑)。 今回は今年…

あの死から23年。アイルトンセナ財団が見せる、アスリートによるソーシャルグッドの可能性:Ayrton Senna Foundation - New Way of Social Good by a Legendary Athlete

1994年5月1日。イモラのタンブレロコーナーで34歳の人生を終えたアイルトン・セナ。年代的にも自分の生き方に大きな影響を与えてくれた人物ですが、死後23年を経て、彼のブランドやレガシーは遺族によるNGO団体、アイルトンセナ財団によって今もブラジルの子…

悲しい誤解を解くために。セサミストリートのキャラクターに自閉症の女の子が登場!〜A new friend with autism comes to Sesame Street!

先日、セサミストリートの新キャラクターに自閉症の女の子が登場したというニュースがBBCのウェブサイトに掲載されていました。この子とセサミストリートの仲間たちとの交流を通じて、自閉症の子供たちについての誤解を解いていこうというアイデアです。 バ…

こんなスローガンあり?〜人類共通のとある行動に目をつけたキャンペーン:The idea which changed the meaning of a “pee”

去年の7月から久しぶりの更新です。仕事の拠点が東京からシンガポールに移ったのですが、異国での環境にも慣れましたし、世界情勢もかなり変わってしまいましたのでやはり「今こそアイデアの力だなぁ」ということでまた無理のない範囲でアップしていこうと…

毒をもって毒を制す。炎上を操り、見事図書館を守り抜いたソーシャルキャンペーン:Book Burning Party- Troy Library

誰もが(比較的)対等に意見をぶつけ合うことができる現代のデジタル社会。でもそれは同時に、ドナルド・トランプさんの事例を見れば分かる通り、知的な議論が極端だったり、粗暴だったりする論者たちによって妨げられ、論旨をすり替えられやすい社会でもあ…

ジカ熱にも有効?タイのスラム発の蚊を寄せ付けないキャンペーン : Blow up Mosquitos! – A Clever Idea to Avoid Dengue and Zika Fever

昨年、国内でも感染が確認されたデング熱に続き、今年はジカ熱の拡大が懸念される状況ですが、両方の感染源として注目される「蚊」の撃退方法として、タイのスラム街で実施されたアイデアをご紹介します。 このアイデアでは、スラム中を自由に飛び回る蚊を追…

広がるおもちゃの多様性〜レゴとバービー、そして「ヒジャビー」:Toys and Diversity - Lego, Barbie and "Hijarbie"

さる1月27日、子供たちに大人気のレゴブロックが「車椅子に乗った少年」の人形が入ったブロックのセットを夏に発売することを発表しました。以下の公式ファンサイトによると、このようにハンディキャップを持つ人がレゴの人形として販売されるのは初めてだそ…

謎のサンタが警察とコラボ。これぞアメリカ!な心温まるソーシャルキャンペーン

社会のルール違反を取り締まるという役回りゆえ、どうしても嫌われ役に回りがちな警官たち。特に運転中、ケアレスミスで警官に車窓を叩かれた瞬間のあの「あぁ、やっちまった〜」という感情は苦いものです。 今回は、そんな感情に覚えのある人なら驚きもより…

まさに三方良し!広告業界の求人と、社会貢献を両立させたベルギー発のソーシャルキャンペーン

三方良し(さんぼうよし)、という言葉をご存知でしょうか?商売で「売り手良し」と「買い手よし」、「世間良し」の3つを心がけて成功した近江商人の心得なのですが、今回はそれを地で行くベルギー発のソーシャルキャンペーンを見つけましたのでご紹介しま…