今回ご紹介するのは少し昔、2011年の秋にエクアドルで行われたいわゆる「ドッキリもの」なのですが、この前たまたま見返す機会があり、いま見ても十分に驚きのある素晴らしいアイデアだなぁ、と思い翻訳してみることにしました。
人々の日常生活のルーチン上にある、思いもよらないところにサプライズを仕掛けることでメッセージを伝える…という手法には、5年を経てなおさまざまなヒントが隠されていると思います。
This idea was executed in Equador in 2011. Though this work is a little bit old one, it still has a lot of hints when it comes to coming up with something new and surprising.
Bubblegum on a shelf of sashimi. Raw beef next to Kleenex… If you were a customer in this place, I promise you would almost exactly experience what the patients of Alzheimer’s disease feel.
<アルツハイマー体験-Alzheimer Experience>
<ビデオ和訳>
“2011年9月21日 朝6時”
“国際アルツハイマーデーにちなんで”
“スーパーマーケット「ラ・エスパニョーラ」にて”
“私たちは、全ての商品を別の場所に置きかえた”
“お客さんが、いつもの場所に目当てのものを買いに行くと…”
“見つからない”
“我々はお客様に、アルツハイマーの症状を疑似体験してもらったのだ”
“そしてレジで種明かし。同時に、団体への寄付を募った”
“ただお金を集めるだけでなく”
“我々は何千もの人々に、この病気について立ち止まり、考えさせることに成功した”
女A「レジで説明してもらって、アルツハイマー症についてもっと知ってもらうために、財団が仕掛けたドッキリだということを知ったわ。アルツハイマーになるとどんな風になるかを理解できる、とても素晴らしい取り組みだと思います」
女性B「途方にくれたり、混乱したり、かかると実際に何がキツいかが体験できました」
女性C「素晴らしい取り組みだし、早く治療法が見つかればいいのに、と思います。みんなが力を合わせれば、きっとなんとかなると思います。」