世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

衝撃&笑撃!交通標識を使った世界のソーシャルキャンペーン

f:id:socialcamp:20141013080359j:plain

今回はクルマが走る国であれば世界共通に存在する「交通標識」を使ったソーシャルキャンペーンをお届けします。交通標識は普段(場合によっては見落として、切符を切られてしまうほど!)当たり前のように存在するものだけに、そこに素敵なアイデアの一滴をたらすと、とてつもなくインパクトのあるものに一変します。今回は「衝撃の一本」と「笑劇の一本」を紹介しますが、これを見てドキッとしたり、アハッと笑ったら次は自分で、身の回りにある常識的なものに、アイデアの一滴をたらしてみましょう。社会にものすごく貢献できる、何かが隠れているかもしれませんよ。それでは前フリもそこそこに、まずはアルゼンチン発の衝撃的アイデアから。

<衝撃の一本:Life Signs(命の標識)>


La Voz del interior "Life Signs" - YouTube

<ビデオ和訳>

交通違反をしても、幸運な人たちがいる。そうでない人もいる。 破壊の中で、我々は希望を見た。

アルゼンチン・コルドバ。広大な廃車置き場から、我々は事故車を再活用した。

「La Voz新聞プレゼンツ・命の標識」

メイン・ハイウェイに、本物の事故車を設置。

<シートベルト着用サイン><速度制限・時速130キロ><飲酒運転禁止>

この標識はみんなの注目を集めた。

"コルドバのハイウェイで制限速度違反が40%減少"

"コルドバのハイウェイで飲酒運転での検挙が50%減少—ホリデーシーズンに死傷事故が0件に"

“もっとも交通量が多い州道36号線で交通違反全体が25%減少”

“サルタとサンタ・フェ地方もこの取り組みを導入”

廃車置き場の事故車を再活用する事で 我々は人々に命を与えた。

「悪いニュースを防ごう。La Voz新聞」

 

確かに事故現場と、そこに散らばる事故車両というのは、目撃してしまうと何十年経っても記憶に残っているものです。インパクトという点で、これはかなりのものを残すアイデアではないでしょうか(逆にあまりの衝撃に気を取られて、事故を起こさないか心配ですが・・)。

 

それでは続いてポルトガルから届いた、チャームあふれるこの笑劇作を。ユニークな小型自動車ブランド、スマートによる交通安全を促進するアイデアです。

<笑撃の一本:The Dancing Traffic Light(踊る交通標識)


The Dancing Traffic Light - YouTube

<ビデオ和訳>

みんな、待つのがキライだ。 だから歩行者用の信号のある場所が、歩行者に一番危険な場所になってしまう。

でももし、待つ事をもっと楽しい事にできたら?

「踊る交通標識」

“踊ってください”

それぞれのダンスがリアルタイムで、交通標識に反映された。

結果、以前より81%も多い人が、赤信号で止まるように…しかも、楽しみながら止まれるようになった。

道路を、もっと安全にするために。

#What are you FOR www.smart.com/FOR

「スマート」

 

以上、普段見慣れたものに手を入れて、ハッとさせる。これがすべてのスタート地点だなぁ、と改めて思い起こさせてくれる、素敵なソーシャルキャンペーン2選でした。

 (しかし両作品とも、ビデオの作りが上手ですねぇ。訳してて惚れ惚れしました。)