人の世は移ろいやすく、ちょっと前に汚職などで糾弾されていたはずの人も知らぬ間に「禊」を済ませ、政治家として復活している…なんてことは古今東西を問わず、よく起きている話です。
そこで2018年、ブラジルの総選挙前に立ち上がったのが当地のReclame Aquiという団体。彼らは顔面認識技術を活用することで、新聞記事やニュース映像に映った候補者の画像をスキャンするだけで、彼らが過去に、どんな汚職事件や、疑惑に関与していたかを有権者たちに情報提供するアプリを開発しました。まずはその、説明ビデオをご覧ください。
ビデオ終盤のこのアプリに対する動揺した政治家の乱暴な振る舞いは「こんなに取り乱す、ということはよっぽど効き目があるんだろうなぁ」、とちょっとドキッとさせられます。
個人単位でのデジタルデータの流出に関する恐ろしい話はたくさんありますが、こういうカタチのデジタルデータの活用であれば、より良い政治家を当選させるためにも大歓迎かな、と思いました。
いやぁ、アイデアって本当にいいものですね。それでは皆様、また来週!