夏も終わり、すんだ夕暮れにピュアな気持ちになったりもする今日この頃。今回は、フランスでがん患者のサポートを行っているミミ財団(Mimi Foundation)が行った、心温まるソーシャルキャンペーンをお届けします。自分ががん患者だと判明以来、一時も頭を離れることのない病気への不安。財団はそれを素晴らしい(&ちょっと微笑ましい)贈り物で「一瞬だけ」なくしてあげることに成功しました。患者と真摯にふれあっているからこそ見つけられるインサイト(洞察)に団体の誠実さを感じ取ることができます。和訳文も下につけておきますので、このビデオでぜひほっこりしてください。
IF ONLY FOR A SECOND // Mimi Foundation // EN ...
<ビデオ和訳>
“何が恋しいって?何も気にしないでいられる気持ちよ”
ケイティ・A 2年前にがんを宣告された女性
「私は2年半、この病気につきあっています。
治らない、という事実がまだ受け入れられなくて・・」
「去年の10月ですべてが変わりました。私は重度の肺がん患者だったのです。
以来、ずっと死の恐怖にさらされながら生きています。その恐怖は一時も離れることはありません。」
「病気だと分かった瞬間から、何も気にしないで生きることは不可能になってしまいます。
でも私は本当にのびのびと生きていたんです。人生を謳歌しながら…
今でもそうできればいいでしょうけれど、もう、無理でしょう…」
「一瞬だけでも(If only for a second)」
“20人のがん患者がスタジオに集められた”
“目を閉じるよう言われた彼らはその間、ヘアメイクを施された“
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“その後、彼らはマジックミラーの前に座った”
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“マジックミラーの後ろには、カメラマンが待機”
“彼の役割は「すべてを忘れた」瞬間の表情を捉えること”
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“病気の恐怖を忘れるために”
“一瞬だけでも”
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ミミ財団(MIMI FOUNDATION)