世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたいすべての人のヒントになれば幸いです。

こんなスローガンあり?〜人類共通のとある行動に目をつけたキャンペーン:The idea which changed the meaning of a “pee”

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去年の7月から久しぶりの更新です。仕事の拠点が東京からシンガポールに移ったのですが、異国での環境にも慣れましたし、世界情勢もかなり変わってしまいましたのでやはり「今こそアイデアの力だなぁ」ということでまた無理のない範囲でアップしていこうと思います。ブログ復帰の第一回目を飾るのは、毎度おなじみアメリカの大胆な意見広告です。いろいろ問題はありますが、意見が対立することを炎上という言葉でごまかさずにきちんとぶつかる文化、前向きです。

7 months have passed since I stopped this blog. During this period, the U.K. decided to move out of the EU and the Trump administration has started in the States. Aside from political opinions, everybody seems to feel that we need some fundamental changes in today’s world. This is the era that great idea is strongly needed and that’s the reason I restart this blog.

The first idea of my blog’s 2nd season is the one from the States. This idea tells us the importance of a slogan in social activities. Please enjoy and, pee.

 

<便座に座って、立ち向かおう。: Taking a seat, Making a stand.>

www.youtube.com

<以下和訳>

女性「テキサスの議会はSB6、トイレ法案を可決しようとしています。トランスジェンダーたちが、彼らのアイデンティティに合った性別のトイレを使うことを禁じる法案です」 

男性「この法案を食い止める方法はただ一つ」

男性「ソデをめくり上げて、パンツを下ろす。そしてLGBTと一緒にオシッコすることです」

 女性「便座に座ることで、この法案に立ち向かいましょう」

男性「おしっこシャー、が意思表明」

女性「なぜならこれは、プライバシーの問題でないからです」

女性「そして、自分たちでなんとかできる問題です」

教師「なぜならお金は子供たちがトイレでなく、学校に通えるように使われるべきだからです・・・ちょっと、廊下を走らないで!」

カウボーイ「それに法案を通すことは、フェミニンな仲間を差別することになっちまうからな」

男性「ボクみたいなね」

カウボーイ「その通り」

男性「SB6はテキサスのビジネスの脅威になります」

カウボーイ「そんで、しまいには(同じような法案を実際に通してビジネスが不調になったとみられる)ノースカロライナみたくなっちまうのさ」

みんな口々に:

「私はおしっこ、シャーします」

「シャーします」

「シャーします」

「シャーします」

男性「LGBTの人と一緒にね」

女性「なぜならおしっこしない人なんていないし、

誰にでも安全におしっこできる場所は必要だから」

 

タイトル:

それはプライバシーではなく、差別の問題。

 

一同「私はLGBTとシャーします。」

ロゴ<私はLGBTとシャーします。>