今回は、ブログをお休みしていた昨年末に見つけて紹介したいなぁ、と思っていたアイデアをご案内いたします。日本でいう救世軍、サルベーションアーミーのカナダ支部が行なった、Facebookの360度パノラマ画像機能を活用したキャンペーンです。
2年前に映画「スターウォーズ フォースの覚醒」のプロモーションコンテンツとしてこの機能(動画と静止画の違いはありますが)を体験して以来、それをうまく使ったキャンペーンが意外と少ない気がしたのですが、これは救世軍が伝えたいメッセージと機能がきれいにつながっていて、素敵だなと思いました。
This is an idea which was executed during the holiday season last year, by the Salvation Army Canada. It adroitly connects the unique visual format of Facebook – 360 photo, with the message they want to appeal especially in the holiday season. Though it might be a bit modest, I like this idea since there have been not so many good works using this visual format effectively except for the promotional content for Star Wars VII, which was launched 2 years ago - “A long time ago”, seriously.
<救世軍:Salvation Army - Facebook 360 Video>
<ビデオ英訳>
「このホリデーシーズン、救世軍は人々に、貧困は必ずしも目に見える形では現れないことを知らせたいと考えていた」
「そこで我々は、ホリデーシーズンの隠された一面を、Facebookの360度パノラマ映像機能を使って明らかにすることにした」
「私たちの投稿は一見、単なるホリデーを祝う家族の挨拶画像に見える」
「しかしユーザーがこの画像に触れると、全く違う側面が見えてくるのだ」
(ユーザーが360度の画像を見回して、挨拶画像を取り囲む家族の生活環境が、決して恵まれていないことが分かった後「貧困は目に見えにくい。特にホリデーシーズンは。」というキャッチコピーと救世軍のロゴが表示される。これがバージョン違いで何度か繰り返される。)
「貧困は目に見えにくい。特にホリデーシーズンは」
「このシーズン、救世軍カナダのウェブサイトで募金にご協力ください」
タイトル:今日に希望を – 救世軍
ちなみに、このアイデアを基づいたテレビや、ポスターも制作されているようです。以下にリンクを貼っておきますが、強いアイデアはフォーマットに関わりなく、様々なメディアに転用しやすいものなのかもしれませんね。
You can also check the TV commercial and some poster visuals for this campaign from this Adweek article.
<出典元:The Salvation Army’s Clever Facebook 360 Photos Show Poverty Lurking Just Out of View>
また、冒頭に触れたスターウォーズの記事もつけておきます。
<参考資料「スターウォーズ フォースの覚醒プロモーション用360度パノラマ動画>