世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたいすべての人のヒントになれば幸いです。

レシピは「主婦」だけのもの?

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Photo by Dan Gold on Unsplash

今も本屋に行くと棚にズラリと並ぶレシピ本。「簡単!お弁当のおかず」や「残り物でこんなにおいしい!」、「5分でできる時短レシピ!」など、あらゆる角度から各出版社がしのぎを削っていますが、そこに書かれているレシピのほとんどには、ある共通項があります。

それは”ひとりで作る”前提であること。しかしこの時代、そのような料理の時間もパートナー間でシェアをするべき!ということで、インドのスーパーマーケット宅配サービスSwiggy Instamartが、このようなユニークなレシピ本を開発しました。以下のプロモーション用ムービーをご覧ください。

<ざっくり和訳> レシピ本は4世紀の発祥以来16世紀もの間、ひとりで作るもの、という前提で書かれてきた。しかし、それって変えちゃダメなの?…紹介します、Swiggy Instamartの「より良い半分のレシピ本」ー2人前を、2人で作ろう!(画像解説:レシピ本の背表紙のスプーンが外れると、レシピ本が文字通り半分に分かれ、2冊になる)”調理を平等に、時間を半分に”。ひとりだと46分かかるレシピも、このレシピならたったの26分でできる。食材は記載のQRコードからSwiggy Instamartでオーダーするだけ。自分のサイドの本のレシピに従って、料理を一緒に完成させよう。世界中からの料理の調理も割り勘に。この本で、キッチンにも平等を。あなたがあなたのもう半分(=パートナーのこと)とキッチンに立つ写真に「#より良い半分のレシピ本」をつけてシェアすれば、無料でこの本が当たるチャンス!Swiggy Instamart、30分から45分でご自宅に雑貨をお届けします。グルグラムとベンガルル地域限定です。

そうです。Swiggy Instamartは料理における「家事の分担」を促進するために、一人がパートナーとでレシピを文字通り「半分に」分けられるレシピ本を開発したのです。

この本の素晴らしいのは「家事を半分に分けましょう」というだけでなく、パートナーと力を合わせることで家事の時間が半分に減らせる、というメリットもきちんとアピールしているところ。

私も残念ながら普段の料理はパートナーに任せるか、たまに作ると大作になり呆れられるかのどちらかなのですが、こういうレシピがあれば時短にもなるし、やってみてもいいかな、と思いました。

いやぁ、アイデアって本当にいいもんですね。それではみなさん、また来週!