先週に引き続き、サステナブル・ブランド国際会議 横浜/APACで紹介されていたアイデアをご紹介します。こちら、初日の「Brand and Social Equity: Viable & Feasible?(ブランドと社会的平等について:その実行と実現の可能性)」というセッションで紹介されていたものなのですが、廃棄プラスチックに対応するブランドとして、とても印象に残る映像表現をしていたのでお届けします。
<和訳>
画面左側 ”テオドロ君にとっての20年”
画面右側 ”プラスチックストローにとっての20年”
「ストローが変わらないのなら、我々がストローを変える。」
「NESCAUは今、100%紙のストローを使っています。」
「1本ずつ、世の中を変えていこう。ー NESCAU」
いかがでしたでしょうか?こちらは、過去のブログでも取り上げました「廃プラで大きな鯨の死骸を作った」マーリー・ハイミーさんが登場したセッションで”ビッグブランドによる印象的な取り組み”の一例として紹介されていたのですが、生分解性に著しく劣る(=つまり、何年経っても自然の力で分解されない)プラスチックの問題点を、育ち盛りの若者にとっての20年と対比させることで鮮やかに提示しました。
サステナビリティ系の取り組みとなると、いまだに「我々マルマル社は、この星の明日のために、コレコレを行っています。」とストレートに語る系の表現が多いと思うのですが、環境問題に関心の高いZ世代に向けて、これからますます多くのブランドがこのエリアでの優位性を訴えなければいけないことを考えると、結局最後に勝負を分けるのは印象的な表現や、それを支えるクリエーティブなアイデアだったりするんだろうなと思います。
いやぁ、アイデアって本当にいいもんですね。それでは皆さん、また来週!