私たちが不要不急の外出を自粛し始めてからもう少しではや1年。今年の夏こそ太陽を浴びながらビーチで過ごしたい…と願う人たちもきっと多いことと思われます。しかしながら、日差しをたっぷり浴びたら浴びたで、皮膚がんなどのリスクが上がることも事実。
ということで今回はスキンケアブランドのSol de Janeiroがブラジルで行った、皮膚がんの発見を促すためのユニークな施策をご紹介します。本人も気づいていない皮膚の異常を発見するには、皮膚をよく見る人にお願いするのが一番!ということ彼らは、こんな職業の人たちにその役目をお願いしちゃいました。以下の紹介ムービーをご覧ください。
そうです。彼らは皮膚がんの発見のためにサンパウロやリオデジャネイロで、200人以上の刺青師に皮膚がんを見つけるためのレクチャーを開催。それ以外の都市にすむ250人以上の刺青師にもオンラインレクチャーを受けてもらうことで、彼らがお客さんの肌に墨を入れていく時、同時に皮膚のチェックもするよう啓蒙。結果的に様々な人の皮膚の異常を発見し、病院での受診を促すことができたそうです。最後の刺青師と、彼らのおかげで命が救われた(と思しき)人たちとの笑顔の2ショットも心温まりますね。
医療行為を素人にやらせている、ともとれるこの試みを日本でそのまま取り入れるのはリスクが高いと思いますが、「意外な存在に意外な役割を与えてみる」という考え方は、これまでにないソリューションを生み出す上で参考になると思います。
いやぁ、アイデアって本当にいいもんですね。それではみなさん、また来週!