世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

秋の夜長に、クリーンエナジーを表現した名作CMを見てみよう

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Photo by Les Corpographes on Unsplash

過去には何にも感じなかったものが、時を経て改めて見ると心に染み渡りすぎて驚いてしまうことってありますよね。今回は私にそんな感情を揺り起こした、とあるグリーン電力に関する、Epuronというドイツの会社の取り組みを紹介した2007年ごろの名作CMを取り上げます。

なんともとっつきにくく、近寄りたくない風貌の男がザ・ドキュメントのように語る、彼の半生とそのターニング・ポイントとは?

以下のムービー、日本語字幕付きなのでまずは何も考えず、じっくりとお楽しみください。

www.youtube.com

いかがでしたでしょうか?見ているうちになんとなく脳が理解し始めて、最後にオチがわかった瞬間の「あー!」という感じと、最初から背景にある風車の模型に「やられた!」ともう一度見たくなる。さらに、「風力」という普通であれば全く感情を呼び起こさないものを擬人化することで「愛すべき、応援すべきもの」に変えてしまった、まさに魔法のようなCMだと思いました。この主人公も絶妙に憎めず、2分間という時間の中で見る人の心の中に愛着を生むために設計された、秀逸なキャラクターです。

このムービーが世に出て、世界の広告賞を総ナメにしてから13年。今や(当時は知る人ぞ知るメディアに過ぎなかった!)SNSのタイムライン上に5秒程度の短い動画広告が行きかい、人々の指をタップさせようとあの手この手で頑張っておりますが、時にはゆったりした時の流れをしっかりと表現に費やす、このような神業的広告に触れるのもいいものだな、と思いました。

…と同時に、13年経ってもなんら進歩を見せない我々の地球環境についての取り組み方も、しっかりと加速させないといけないな、と思います。

この愛すべき「風の男」を、怒らせてしまわないように。。。

いやぁ、アイデアって本当にいいものですね。それでは皆様、また来週!