サステナビリティの観点から世界中の消費者の関心が植物性代替肉に向かうなど、様々な変化への対応が求められているファストフードチェーン業界ですが、今回はその中のトップブランド、マクドナルドが世界で展開している「生き物の多様性を守るための試み」を2つご紹介します。
まずはこちら、彼らがフィンランドでこれから行うと発表した試みです。
この取り組みは子供向けのハッピーミール(日本のハッピーセットに相当)の景品として、なんと「小鳥用のハッピーミール巣箱」を組み立てマニュアルと一緒にプレゼントする、というもの。
これを組み立ててそれぞれのお家の近くの森に置いてもらうことで、これから巣が必要な季節を迎える小鳥たちの暮らしをサポートしようという、なんともフィンランドらしいアイデアです。
この巣箱を自分たちで作り、近くの森に置いたら鳥が来てるかどうか、子供たちも興味が湧くでしょうし、何より巣箱のデザインがハッピーミールそのもので素敵です。
この巣箱は来月9月26日、フィンランドのマクドナルドでハッピーミールを購入した人たちに合計1,400個ほど、提供されるそうなのでフィンランドにお住まいの方はリサーチしてみてはいかがでしょうか?
こちらは殺虫剤などの影響で絶滅の危機にさらされている蜂たちに安住の地を与えるべく、同地のマクドナルド店舗の屋上に、蜂のためのミニチュアマクドナルドをオープンした、というものです。身もふたもない言い方をすれば単なる養蜂箱なのですが、それを店舗風にするという「ひとひねりのアイデア」を加えるだけで、このビデオをご覧いただけばわかる通り、世界中にバズる取り組みに変えてしまいました。アイデアのパワーを実感できる、素敵な試みだと思います。
今の時代、大企業やメガブランドはどうしても批判されがちな立場にあると思いますが、その中で行われているこうしたポジティブな取り組みに声援を送ることで、より良い社会を築いていけたらと思います。
いやぁ、アイデアって本当にいいものですね。それでは皆さん、また来週!