世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

体のハンディキャップを不便にさせない!大企業による決意を感じる取り組み2選

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Photo by Allie Smith on Unsplash

人種差別や性差別、障害による差別。人間は誰しも、先天的なものや、後天的でも自分の力ではどうにもならないことを理由に他人をおとしめたいという卑しい部分を持っています。それにブレーキをかけるのが、健全な心と頭。もし自分がその立場になったらどう感じるだろう。その人たちにどんなことをしてあげるともっと喜んでくれるんだろう。そんな優しい心を持ち、動き始めた企業が最近、高い評価を受けています。今日はその中の例として、2つのほっこり事例をご紹介させていただきます。

まずは世界的家具ブランドのIKEAから。

流通や組み立てのコストを削ることでリーズナブルな家具を世界中の人々に提供しているIKEAですが、お客様の中には体の不自由な方もきっといるはず。ということで、そんな彼らの声に応えるため、こんなサービスを始めました。

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イスラエルIKEAでは体の不自由な方と商品開発者を店舗に招いてハッカソンを開き、IKEAの家具に取り付けることで体の不自由な方がうんと使いやすくなる13個のサブパーツを開発。それらのCADデータをウェブで公開することで、3Dプリンターで出力さえすれば、世界中の体の不自由な方が、もっと便利にIKEAの家具を使えるようにしたそうです。これはその紹介CMのようですが、最後の「IKEAさん、次は自動で組み上がる家具を開発して!」なんていうオチも微笑ましくていい感じです。

続いてはMicrosoftのゲーム機Xbox

身体的な制限が、人々からゲームする喜びを奪ってはいけない、ということで、こんな素敵な取り組みを実施しました。

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こちらも開発者がハッカソンを行い、多種多様な障害を持つ人たちにあわせて柔軟に設定ができ、誰もがゲームを楽しめる形状のコントローラーを開発、販売を開始したそうです。

これをテーマにしたCMもアメリカのスーパーボウルで公開され、全米に大きな反響を呼びました。純粋にゲームを楽しむ子供たちの姿に心揺さぶられる内容なのでぜひ、ご覧ください。

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When everybody plays, we all win. (みんなでやれば、みんな勝ち!)というキャッチコピーの無邪気な感じも、心をほっこり温めてくれますね。

コロナウイルス災禍に起因するアジア人に対する差別や、身体的特徴をあげつらったお笑いなども未だに存在する残念な世の中ではありますが、これらの例を励みに、もっと多くの人が差別なく、楽しく前向きに生きるためのアイデアを考えていきたいな、と思いました。

いやぁ、アイデアって本当にいいものですね。それでは皆様、また来週!