1964年に開催された東京オリンピックの開会式から明日で50年。今回はイギリスで制作された、パラアスリート(障がい者スポーツの競技者)をテーマにした感動的なムービーをご紹介します。このムービーはパラリンピックの中継をPRするためのテレビチャンネルのCMですが、ロンドンオリンピック後に行われたパラリンピックの競技会場は連日、観客たちであふれ返ったそうです。そもそもパラリンピックのテレビ中継を、これだけ本格的なコマーシャルでアピールする事自体が、英国での障がい者への理解が進んでいる証拠かもしれませんね。これ自体はいつも取り上げているようないわゆる「ソーシャルキャンペーン」ではありませんが、2020年の東京もこんな意識を持ってパラアスリートたちを迎えられればよいな、と思い取り上げさせていただきました。
<メッセージ>
“強さについての思い込みを捨て去ろう”
“人間についての思い込みを捨て去ろう”
“さぁ、戦いのときだ”
“超人たちに会おう”
“パラリンピックはチャンネル4で”
おまけに、P&Gがソチでのパラリンピック開催時にオンエアしたCMもひとつ。
逆説的なメッセージに重なる、子を想う母親の姿が感動的です。
<メッセージ>
“あなたは守る事もできた。いくらでも手を差し伸べる事もできた。世界を真逆に見せる事だってできたはずだ。私が何の苦痛も感じないように。でも、そうはしなかった。あなたは私に自由をくれた。なぜなら、あなたは強いから。だから今、私も強くいられる”
“世界一タフな母親たちは、世界一タフな子どもたちを育てる。ありがとう、お母さん。P&Gは、誇り高き母親たちのスポンサーです。”
以上、人間を上下や強弱で見るのではなく、魂で見ることの大切さを教えてくれる2本でした。