ロリポップキャンディ(以下ペロペロキャンディ)の製造過程でどうしても出てしまう不良品。スペインのお菓子会社FIESTAは、それを捨てるのではなく、そこにちょっとした意味を付け加えることでとても価値のある商品に変えてしまいました。
無駄をそのまま受け入れるのではなく、それを活用することで、売り上げ以上にかけがえのないもの=「ブランドへの共感」を醸成することに成功してしまった、地味だけれどもかなり素敵なキャンペーンをご紹介します。
This is a brilliant campaign done by Spanish lollipop candy brand. Please have a look.
<割れたハート/ Broken Hearts>
<ビデオ和訳>
「ピルレタスは、スペインの子供たちの間で抜群の知名度を持つペロペロキャンディ」
「…特に、そのハートの形で」
「でも、我々は気づきました」
「製造の過程で何千ものハートが割れ、そのまま廃棄されてしまっていることに」
「そこで登場」
「“壊れたハート”キャンペーン」
「壊れたハート形ペロペロキャンディを、本物のハート(心臓)の治療に役立てる」
「ペロペロキャンディを捨ててしまう代わりに」
「我々はそれを“壊れたハート”キャンディとして売り出した」
「そしてその売り上げを全て、心臓に疾患を持つ子供たちのための財団に寄付したのだ」
「我々はそのキャンディを、店頭とオンライン上で販売した」
「子供たちのために、スペインのインフルエンサーたちもこの取り組みの意義を広めてくれた」
「我々はこれまでに、32万5,000ユーロを財団に寄付している」
「かつては無駄に捨てられていたものを」
「心臓に疾患を持つ、子供たちの希望のハートに変えたのだ」
<FIESTA>