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世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

切り口いろいろ〜男女の賃金格差を訴えるソーシャルキャンペーン集:Clever ideas to appeal the gender pay gap

イシューの認知向上 女性の権利 行動喚起

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先日、世界中から素晴らしいアイデアが集まるカンヌ国際クリエーティビティ・フェスティバルに参加してまいりました。ほぼ一週間展示室にこもりきりで何百本ものアイデア紹介ビデオを見てまいりましたので、これからしばらくは、そこで発見した素晴らしい最新事例をご紹介できればと考えております。

I’ve just come back from Cannes lions – the Festival of Creativity in France. This year again, there were tons of thousands of great ideas from all over the world so, I’d love to show you some of them.

まず今回は、男女の賃金格差についての課題を扱ったニュージーランドの金融機関ANZと、アメリカの女性サポート団体AAUWからの事例をご紹介します。

First, the online films about “the gender pay gap” from New Zealand and the US. Please have a look.

<ポケットマネー:Pocket Money>

www.youtube.com

<ビデオ和訳>

#公平な未来

女の子A「もし私が総理なら、違法にするけど…」

タイトル:子供たちはお手伝いを頼まれた。

タイトル:そして女の子たちには、男の子より安いお駄賃が渡された。…まるで今のビジネス界と同じように。

女の子B「なんでこの子が5ドルもらえるの?」

大人「そういうものだから」

女の子C「(10ドルをもらった男のを横目に)…7ドル?」

タイトル:でも、これって公平?

女の子A「このままでいいわけないと思う、真剣に。変なことを言っているつもりでもないけど」

男の子A「男の子と女の子は同じ金額を渡されるべきだと思いました。50:50で…または、60:60。お駄賃が120ドルの場合はね」

女の子D「(金額は)どれぐらい頑張って働いたかによるべきだわ」

女の子C「同じ仕事をしたなら、同じ金額がもらえるべきだと思う」

女の子A「男の子のほうが、女の子よりもたくさんお金をもらえるなんてことは、公平でないと言いたいです」

女の子E「男の人も、女性よりも多くの金額をもらっているという事実に気づいているのだとしたら、声を上げるべきだと思います」

男の子A「大きくなったら、(この悪習を)変えてみせるつもりです。…もし覚えてたら」

女の子A「…あまりにおかしな話で言葉もないです」

タイトル:変革のために立ちあがろう。#公平な未来

ロゴマーク:<ANZ

 

<#新しい10ドル:#TheNew10>

www.youtube.com

<ビデオ和訳>

タイトル:

2020年、アメリカ財務省は女性の肖像を使った10ドル紙幣を発行するという。

財務省は人々に「#TheNew10(新10ドル)」というハッシュタグでデザインを募った。

すべては、100年に渡る性の平等を祝うために。

しかしアメリカの白人女性は未だ、男性の78%の賃金しか支払われていない。

アフリカ系女性は、63%。ラテン系に至っては、54%だ。

はたしてこれが平等といえるのだろうか?

#TheNew10(新10ドル)という象徴的な変化以上を求めよう。

FightForFairPay.org(賃金の平等のための闘争.org)

<AAUW>

ちなみにAAUWは、男女の賃金格差を「労働時間」におきかえた、こんな面白いムービーも作っています。和訳はつけませんが、ニュースキャスターも同じギャラなら男は先に帰っちゃうよ、ということです。

AAUW has also made another interesting online movie as below.

<男女賃金格差の悪いニュース:Bad News about the Gender Pay Gap>

www.youtube.com

一番評価が高く、受賞なども多数していたのは冒頭のANZの物でした。それはともかく、同じ課題に対して子供の口に語らせたり、お札で表現したり、または時間に置き換えたり。過去にも何度か書いてますが、やはり「アイデアは無限」ですね。そう考えると、自分でも何かいいアイデアが出せるのではないかと、前向きな気持ちになってきます。

From the perspective of winning awards, “Pocket Money” was more highly evaluated compared to the other AAUW works. However, these content proves that there are almost infinite ways of appealing even on the same subject. So, all we have to do is just to find a more effective-and -efficient way to appeal the message. Sounds simple and easy, isn’t it?