世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

アリかなしか?世界中に賛否を巻き起こした薬物乱用防止のためのバイラルキャンペーン : Stoner Sloth

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今回は、昨年末に世界中で議論を呼んだ、オーストラリア発の若者に向けた薬物乱用防止のためのムービーキャンペーンをご紹介します。マリファナ常習者という意味を持つ単語「Stoner」と、動物のナマケモノ(Sloth)をかけ合わせた「薬物にハマったナマケモノ(Stoner Sloth)」をキャラクターとして新たに制作し、彼/彼女が薬物のせいで使い物にならなくなっているムービーを展開することで、若者たちに薬物の乱用を控えさせようという試みだったのですが…。その愛らしいキャラと、とぼけた行動は狙い通りにシェアされたものの、ターゲットたちである若者たちに本来の意図とは違う「面白いジョーク」として受け入れられてしまい、キャンペーンとしての効果をまるで発揮していないと各方面から厳しい批判を受けることになってしまいました。表現のみ見ればそんなに悪くもないとも思えるのですが、お題がお題だけに、それを茶化すようなムーブメントになるのはちょっと…と思います。「とにかくバズるコンテンツを」と頼まれがちな昨今ですが、本当にとにかくバズれば何をしてもよいのか、その先に狙った効果がなければ、それはやっても意味のないことなのではないか…など、アイデアの作り手として、いろいろなことを考えさせてくれる事例です。あなたはどう思いますか?

This is a controversial campaign from Australia's New South Wales government. They created an original character named “Stoner Sloth” to show the terrible consequences which drug abuse brings to teenagers' body and mind. However, young people just made a joke of this strange creature and as a result, it went viral without conveying the real intention of the advertiser. As long as it succeeds to go viral, is everything OK? I don't think so.

<ハマったナマケモノ3本シリーズ Stoner Sloth Compilation >

www.youtube.com

<英語和訳>

先生「はい時間です。ペンをおろして。ララ?ペンをおろして、ララ。」

ララ「ウウーウーー」

クラスメイト「ハマったナマケモノだわ…」

タイトル:マリファナすると、ダメになる。#ハマったナマケモノ

 

母親「ジェイソン、塩とってもらえる?」

ジェイソン「ウウーウーー」

母親「ジェイソン、塩よ?」

姉「ハマったナマケモノなの…?」

タイトル:マリファナすると、ダメになる。#ハマったナマケモノ

 

女子「そしたらそいつね、彼女に向かってさぁ・・」

男子「それは笑える!だろ、ダニエル?」

ダニエル「ウウーウーー」

男子「ハマったナマケモノだよ…」

タイトル:マリファナすると、ダメになる。#ハマったナマケモノ

 

関連記事:ADWEEK(英語)

以下のネタ元記事からは、人々のツイッター上での反応などもご覧いただけます。キャラのTシャツまで作られてしまっています汗。

You can check some tweets about this campaign from the article below. You can even buy Sroner Sloth's T-shirt if you want... 

www.adweek.com