世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

SXSW報告その3:今世紀中にカラダの障害はなくなるか?

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 皆さんこんにちは。今回も前回に引き続き、テキサス州オースティンでさる3月に開催された「世界最大級の技術と映像・音楽のコンベンション」SXSW2015で学んだ事例をご紹介しようと思います。今回ご紹介するのは、技術を進化させることでこの世からカラダの障害をなくそうとしている MITメディアラボのエンジニア、ヒュー・ハーさんの取り組み。「エクストリーム生体工学:障害の終わり(Extreme Bionics: The End of Disability)」と銘打った彼のセミナーでは、今世紀中にすべての人のカラダから「障害」という概念をなくすことを目標に彼が手がけている、さまざまな事例を紹介してくれました。お年寄りになっても若者のような動きを自然にサポートしてくれるハイテク義足をはじめ、視覚や神経の再生に向けた取り組みなどをわかりやすく説明してくれていたのですが・・

www.youtube.com

 途中で気づいたのが、彼自身も自分が開発した義足を両足につけた、いわゆる「障害」を持つ人だった、ということ。

それではそんな彼の背景には、どんなストーリーがあったのでしょうか?

このセミナーの概要が簡潔にまとめられた、感動的なTEDのプレゼンテーション(しかも日本語字幕付き!)がありますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください。

www.ted.com

「障害は人のカラダにあるのではない、技術に障害があるのだ」という信念のもと、エクストリームな道をひた走るヒュー・ヘアー氏。「このまま行くと、障害を持たないのに能力拡張のために自分のカラダを改造してしまう者が出てくるのでは?」など、セミナー後の質疑では様々な質問が飛び交っていました。

たしかに軍事へ転用されたらどうなるのかなど、見えない部分も数多くあるものの、ここまで存分に自分の志を極められる環境がある、というところは羨ましく思いました。

 さて、ポジティブにも、ネガティブにも捉えられるこの進化、皆さまはどう感じましたでしょうか?SXSW報告、あと2回ぐらい続けようと思いますので、もうしばしお付き合いくださいませ。