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世界のソーシャルキャンペーン WORLD’S SOCIAL CAMPAIGN

このブログではこれまでの常識に「ひとつまみの非常識」を加えることで世界中で話題となったソーシャルキャンペーン事例を、時に和訳文付きでご紹介。NPOや起業家等、社会をよりよくしたい人たちのヒントになれば幸いです。

あの人気キャラたちが応援!病気の子どもたちを励ますソーシャルキャンペーン

難病対策 子どもの権利 健康・保険・衛生 イシューの認知向上

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運動会シーズン真っ盛り。元気な子どもたちの姿を見るのはいつでもうれしいものですが、今こうしている間にも、小さい体で病気と闘っている子どもたちがいます。今回はそんな子どもたちを励ますためにブラジルで行われた「人気キャラを活用した」ソーシャルキャンペーンをご紹介します。アイデア自体は誰もが思いつきそうな単純なものですが、この裏側ではひとつひとつのキャラクターの権利を持つ人たちとの交渉など、かなりオトナなハードルがあった事と思われます。子どもたちのためにあらゆる困難を乗り超えて、このアイデアを実現した人たちに拍手を送りたいと思います。日本でこれをやろうとしたら、どうなるんだろうなぁ…。

 

Bald Cartoon(丸坊主のアニメキャラたち)


BALD CARTOONS PR Cannes Lions 2014 - YouTube

 <ビデオ和訳>

母親A「指を指されたり、ささたり。差別されているように感じるんです」

母親B「振り向いてじっと見られたりするんですよ。この子にはいつも『気にしないで、みんなあなたが何と戦っているのか知らないのよ』と言っています 」

子どもA「みんなにはなりたくて病気になってる訳じゃないって知ってほしいの」

“Bald Cartoon(丸坊主のアニメキャラたち)”

小児がんの子どもたちを励ますために、40種類以上のアニメキャラたちが丸坊主になった。

これらのキャラを使った特別編が制作され、テレビや新聞に掲載された。

子どもA「これで髪の毛がない子どもがいても、自然に感じてもらえると思うわ。だってブラジルのみんなはこれを、テレビで見るワケでしょ」

子どもB「今までは学校で帽子を取ると笑われると思ってたけど、もう気にしないよ」

ソーシャルメディア上の91%の人たちがこの取り組みを支持した。

2億3000万人の人たちが、この取り組みを認知した。

キャスターA “小児がんの子どもたちが、心強い支援を受けました”

キャスターB “子どもたちに人気のキャラクターたちが、チャリティで髪の毛を剃りました”

ブラジルの大統領も、これにツイッターで反応。

小児がんの子どもたちが、もっと普通に暮らせるように。

GRAACC(小児がん協会)

 

そういえばブラジルでは以下のように、小児がんの子どもたちを勇気づけるため、治療に使う点滴をスーパーヒーロー仕様にリデザインしたアイデアもありました。英語のサイトですが、見れば意図は簡単に分かりますので、お時間があればぜひ覗いてみてください。


Children's Cancer Center Rebrands Chemotherapy As "Superformula"

 

一方こちらはアメリカで行われた、ほのぼのとした取り組みです。あのスーパーヒーローたちがゆるキャラみたいなクオリティになってますが、素直に喜ぶ子どもたちがジーン、と来ます。


'Superheroes' surprise kids at Children's ...

スパイダーマン、スーパーマンキャプテンアメリカ。英訳するまでもなく、小児科病院の窓をスーパーヒーローのコスプレをした大人たちが拭いてあげる、というものです。 

 

病気と闘うという事は、大人でさえ大変な事。日本でもこのような取り組みへの理解がひろがれば、子どもたちの励みになるのではないかと思いました。

 

この世にいる、すべての子どもたちの病気が治る事を祈って。